睡眠検定1級の過去問題 Part4

睡眠検定

睡眠検定1級のMURAです

それでは睡眠検定1級の過去問題の続きをやっていきましょう。問題91~問題120までをご紹介していきますね。

睡眠検定1級過去問題 問題91~120

問題91
日本の成人では,平日と週末の睡眠時間にかなりの違いがみられる。

答え:◯
2019年の調査によると、平均睡眠時間は平日で7時間3分、休日で8時間28分。休日は平日より1時間半ほど長くなっています。

問題92
長時間睡眠者では,短時間睡眠者に比べて徐波睡眠の時間が長い。

答え:✕
ロングスリーパーの睡眠の質や深さは、他と比べても特別に良いとか悪いとかはありません。ロングスリーパーの有名人には「アルベルト アインシュタイン」「横綱の白鵬」「ミハエル シューマッハ」「イチロー」「水木しげる」などがいます。

問題93
朝型の人は夜型の人に比べて,深部体温リズムの位相が前進している。

答え:◯
深部温度が下がると眠くなるので、リズムの位相が前進している朝型の人は、夜型に比べて早く眠くなります。

問題94
体内時計の働きは,松果体が担っている。

答え:✕
人の体内時計の中心は、脳の「視交叉上核」という部位にあります。松果体と関係が深いのはメラトニンでしたね。

問題95
夜間の光は,概日リズムの位相を後退させる。

答え:◯
明るめのリビングの照度である300ルクス程度でも、概日リズムの位相を後退させます。

問題96
裸で寝具を用いないで眠る場合,睡眠が最も安定する温度は26℃前後といわれている。

答え:✕
裸で寝具を用いないで眠る場合,睡眠が最も安定する温度は29℃です。この温度を中性温度と呼びます。

問題97
メラトニンの分泌が増えると,眠くなってくる。

答え:◯
メラトニンは眠りを誘うほかに、抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取ってくれる働きがあります。

問題98
赤色帯域の光は,メラトニンの分泌を抑制する作用が強い。

答え:✕
メラトニンの分泌を抑制するのは青色帯域の光です。テレビ・パソコン・スマホのブルーライトなどですね。

問題99
床に就いてから寝つくまでの時間が短いことを,睡眠潜時が短いという。

答え:◯
睡眠に悩みのない健康な人の睡眠潜時の平均は10~20分との調査結果があります。

問題100
ニコチンの半減期を考慮すると,床に就く30分前から喫煙を控えるとよい。

答え:✕
タバコを吸った後の血中ニコチンの半減期は約2~3時間です。ちなみにヒトの場合ですがニコチンの経口致死量は50~60ミリグラム。

問題101
カフェインの血中濃度は,摂取後30~60分でピークとなり,半減期は2.5~4.5時間である。

答え:✕
個人の体質や体の大きさにもよりますが、人体でのカフェインの半減期は5~8時間だと言われています。眠気を阻害するメカニズムは興奮作用を引き起こすカフェインと睡眠物質であるアデノシンの関係が大きく影響しています。

問題102
寝酒は入眠を促進するので,睡眠薬代わりになると考えてよい。

答え:✕
寝酒は入眠をしやすくしてくれますが、中途覚醒が増えますし睡眠自体が浅くなり、質の良い睡眠とは言えません。

問題103
寝酒を続けていると,アルコールに対する耐性が高まり,アルコールへの依存性も高まる。

答え:◯
アルコールを睡眠改善目的で用いることは、睡眠の量も質も低下させるため、短期的にも長期的にも良いとは言えません。

問題104
宣言的記憶はその内容を言葉で表すことができないが,手続き的記憶はその内容を言葉で表すことができる。

答え:✕
宣言的記憶には「エピソード記憶」「意味記憶」があることから、言葉で言い表すことができますよね。

問題105
単語の記憶においては徐波睡眠中に再処理され,記憶向上が起こると考えられている。

答え:◯
徐波睡眠は全体から見ると、睡眠前半に集中して現れるので、勉強中の人はこの時間帯を大切にしたいですよね。

問題106
パターン識別学習のような認知技能では,学習当日の睡眠時間の長短が成績向上量を反映しないことが明らかにされている。

答え:✕
実験によると成績向上は睡眠時間が6時間以上で明瞭に現れたようです。

問題107
運動技能の記憶は,朝方の睡眠段階2で再処理されて固定化が図られている。

答え:◯
この実験ではピアノやワープロの操作のような系列タッピング課題を用いて行われました。

問題108
日本人の年間実労働時間は,EU諸国の人たちと比べてあまり変わらない。

答え:✕
日本の労働時間の方が長い!意外でしょうがアメリカやカナダなどは日本より労働時間が長いんですよ。

問題109
睡眠時間は,8時間程度とることが必要である。

答え:◯
日本人の平均睡眠時間は7時間22分で世界でも最低レベルでしたよね。

問題110
眠りが浅いと感じる時は,寝床にいる時間を短くするとよい。

答え:◯
なかなか入眠できないのにダラダラと布団の中に居るのはよくありません。

問題111
重度の精神疾患等が不眠の主要因の場合は,不眠の改善を優先するとよい。

答え:✕
不眠の原因がどんな病気だろうと、病気の治療の方が優先されます。

問題112
夜間の照明には,青色の成分が多い電球色が望ましい。

答え:✕
青色(ブルーライト)の光は脳を覚醒させるので、夜間の照明は赤色系で300ルクス以下が良いとされています。

問題113
昼寝をとる場合は,午後3時までに30分程度とるのが望ましい。

答え:◯
欲を言うなら10~20分が理想でしょうね。30分以上になると深いノンレム睡眠に入っていくのでダメです。この時間帯は、朝の5時ごろに次いで、本来の睡眠リズムでも眠くなる時間とされています。

問題114
睡眠日誌から,就床時刻や覚醒時刻の遅延などを評価することは難しい。

答え:✕
睡眠日誌は自分自身の睡眠習慣を理解するうえで非常に役立ちます。毎日の状態を記録することで症状が具体的になり、原因の特定や対処法を考えやすくなります。

問題115
アクチグラフは,概日リズム睡眠障害の診断に不向きである。

答え:✕
アクチグラフは睡眠の質やリズムをモニターする器械で、各種の睡眠障害の診断に役立ちます。圧センサーを用いて加速度圧を計測することにより、活動量を連続して測定する方法。簡易的に睡眠・覚醒リズムを調べることが出来る仕組みになっています。

問題116
睡眠段階の判定には,脳波,心電図,筋電図の同時記録が不可欠である。

答え:◯
「睡眠と覚醒を判別するための脳波」「眼球運動を検出するための眼球電図」「オトガイ筋の筋電図」でしたよね。

問題117
睡眠の客観的評価と本人の主観的評価とは,乖離することがある。

答え:◯
乖離している事を患者さんに自覚させるために、睡眠日誌などが役に立つんですよね。

問題118
入眠障害とは,就床して30分以内に入眠できるが,就寝時刻が極端に後退している状態である。

答え:✕
布団に入ってもなかなか寝つけない、眠りにつくのに30分~1時間以上かかり、それを苦痛と感じる状態が入眠障害です。入眠障害では年齢による割合に差はあまりないのですが、中途覚醒と早朝覚醒は年齢を重ねて高齢者になるほど増えてきます。

問題119
熟眠障害とは,睡眠時間が十分であるにもかかわらず,深く眠った気がしないと充足感のなさを訴える状態である。

答え:◯
睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群や周期性四肢運動障害といった方に出やすい睡眠障害でしたね。熟眠障害の人は睡眠はとれているけれど、ノンレム睡眠に移行できておらず、レム睡眠の状態が長いことが考えられます。

問題120
不眠症では,夜間の覚醒レベルのみならず,日中の覚醒レベルも上昇している。

答え:✕
不眠症は寝不足により、日中の覚醒レベルは健康な人より下がっています。

お疲れさまでした!これで睡眠検定1級の過去問題の91~120問は終わりです。

続きはPart5へどうぞ!

コメント