睡眠検定1級の過去問題 Part7

睡眠検定

睡眠検定1級のMURAです

それでは睡眠検定1級の過去問題の続きをやっていきましょう。問題181~223までをご紹介していきますね。最後は43問と半端な数になっています。

これで最後ですので、集中力を切らさないように頑張っていきましょう!

睡眠検定1級過去問題 問題181~223

問題181
手続き的記憶である技能では,認知技能も運動技能も睡眠による向上が認められている。

答え:◯
この他に「条件反射」「プライミング」の向上も様々な睡眠状態で起こります。

問題182
運動技能の記憶は,朝方のレム睡眠で再処理されて固定化が図られている。

答え:◯
朝方の第4区間の睡眠段階2の割合と成績向上率を調べると、強い相関関係が認められました。

問題183
睡眠時間の長短は,生活習慣病のリスクにあまり関与していない。

答え:✕
睡眠時間が短すぎるとインスリンの作用を受ける細胞の感受性が悪くなるインスリン抵抗性が引き起こされ、糖尿病の危険を高めることが知られています。

問題184
日常生活では,毎日同じ時刻に起床することが大切である。

答え:◯
休日だからといって朝寝坊すると、入眠する時間もズレて、月曜の朝に起きるのが辛くなります。

問題185
眠りが浅いと感じる時は,寝床にいる時間を長くするとよい。

答え:✕
布団の中にいる時間を短くするほうが、熟眠感を得られます。

問題186
「寝床=覚醒する場所」という学習が成立している患者では,「寝床=眠る場所」という結びつきを再学習する必要がある。

答え:◯
寝室は寝る時だけにして、それ以外の時間は他の部屋で過ごすのが理想的とされています。

問題187
ベンゾジアゼピン系睡眠薬,非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は,ともに血中濃度のピーク値や半減期に個体差がほとんど認められていない。

答え:✕
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は超短時間型なので半減期は長くても4時間程度ですが、ベンゾジアゼピン系睡眠薬は長時間型もあるので半減期は100時間を超えるものまであります。

問題188
朝の起床時には,寒色系の光が多い照明がよい。

答え:◯
逆に夜の寝室の照明は暖色系が良いとされています。

問題189
昼寝をとる場合は,午後3時までに60分程度とるのが望ましい。

答え:✕
昼寝は、15:00までに30分以内です。理想的には10~20分だそうですが、30分以内はきっちり守りましょう。

問題190
睡眠日誌をつけることにより,睡眠習慣や生活パターンを視覚的に再認識することができる。

答え:◯
睡眠日誌をつけると自分の睡眠の状態を把握しやすくなり、受診する際に持参すると診察がスムーズに進みますよ。

問題191
入眠潜時とは,就床から入眠までに要した時間であり,睡眠潜時とも呼ばれている。

答え:◯
個人差はありますが眠気の強さや寝つきの良し悪しを示す客観的指標としてクリニックなどでも使われます。

問題192
睡眠の客観的評価と本人の主観的評価とは,乖離することがほとんどない。

答え:✕
客観的評価と本人の主観的評価は乖離することが多いので、睡眠日誌やアクチグラフなどといった客観的な評価が必要なんです。

問題193
中途覚醒とは,夜間の睡眠中に覚醒してしまい,再び眠るまでに時間がかかる状態である。

答え:◯
不眠症には入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害がありますが、全体的には中途覚醒の患者の割合が多く、加齢とともに顕著に増加します。

問題194
熟眠障害とは,睡眠時間が十分に確保できないままに,深く眠った気がしないと充足感のなさを訴える状態である。

答え:✕
熟眠障害は睡眠時間は十分に確保できているのに、深く眠った気がしないと充足感のなさを訴える状態のことを言います。

問題195
不眠症は,不眠の時間による分け方と症状による分け方がある。

答え:◯
不眠の持続時間による分け方には「一過性のものか?」「短期的なものか?」「長期的なものか?」などがあります。

問題196
不眠症は中年以降に急激に増加し,女性より男性に多い傾向がある。

答え:✕
不眠症は20~30歳代から始まり加齢とともに増加し、中年、老年と年齢を重ねるにつれて急激に増加します。また、男性よりも女性に多いとされています。

問題197
ナルコレプシーでは,笑いや怒りなどの情動変化によって筋緊張の低下が生じる。

答え:◯
持っているものを落としたり、地面に倒れたりします。顎が垂れ下がり、顔の筋肉がひきつり、眼が閉じ、うなづくように頭が動くといった症状があるようです。

問題198
ナルコレプシーの治療では薬物療法を主とし,家族や学校への疾病教育は必ずしも必要でない。

答え:✕
ナルコレプシーの治療では家族や学校への疾病教育が必須になります。周囲の理解なしにはナルコレプシーの治療は上手くいきません。

問題199
時差症候群においては,東向き飛行よりも西向き飛行の方が症状が重くなる。

答え:✕
ヨーロッパ方面から日本へ向かう「東回り」の場合、時間を失うため1日の時間が短くなります。このため、東回りの方が体内のリズムを調節しにくい。

問題200
睡眠相後退型患者は,思春期と青年期の初期に多くみられる。

答え:◯
一般人口における有病率は約0.17%ですが、思春期と青年期の初期においては7%以上になるようです。

問題201
睡眠障害国際分類(第2版)では睡眠障害は8群に分類され,疾患数は50近くある。

答え:✕
テキストには「睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)では不眠症を11に分類しています」としかありませんからね・・・

問題202
睡眠不足症候群では,日中に強い眠気があって,集中力の低下やイライラ感などの症状が現れる。

答え:◯
睡眠不足症候群では平日の睡眠時間が3~5時間と短くて、休日に睡眠不足を取り戻すため9~10時間と長く眠るのが特徴になります。

問題203
睡眠不足症候群では,症状が睡眠不足によることを自覚している。

答え:✕
周りの人が4~5時間の睡眠で大丈夫だから、自分も大丈夫だろうと考える人が多く自覚しているとは言えません。

問題204
睡眠呼吸障害は,睡眠時随伴症と関係していない。

答え:◯
睡眠時随伴症とは、子供の「睡眠時遊行症」「睡眠時驚愕症」高齢者に見られる「レム睡眠行動障害」などですね。

問題205
睡眠呼吸障害は,睡眠の質を低下させる大きな要因となる。

答え:◯
生活習慣病の発生要因になるだけではなく、作業能率などを傷害して事故等の原因となることがあります。

問題206
睡眠呼吸障害をもつ者は,同年齢者に比べて肥満の特徴がみられる。

答え:◯
肥満になると舌根や咽頭組織に脂肪が沈着するために、気道が狭小化して、いびきや無呼吸の原因になります。

問題207
睡眠時無呼吸症候群の診断においては,本人の自覚症状のみならず,家族や同僚からのいびきや無呼吸の指摘が重要である。

答え:◯
睡眠時無呼吸症候群は眠気も含めて自覚症状に乏しい例が多いのが1つの特徴になります。

問題208
睡眠時無呼吸症候群では,日中に耐え難い眠気が生じる。

答え:◯
他の症状としては「夜間に2回以上のトイレ」「熟眠感の欠如」「起床時の疲労感や頭痛」「口腔内乾燥」「集中力や記憶力の低下」「大きないびき」などがあります。

問題209
睡眠時無呼吸症候群では,集中力や記憶力への影響が必ずしもみられない。

答え:✕
上でもご説明した通り、「集中力や記憶力の低下」は睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状の1つです。

問題210
睡眠時無呼吸症候群では,上気道の狭窄や閉塞に伴って10秒以上の呼吸停止がみられる。

答え:✕
睡眠時無呼吸症候群の定義としては、睡眠1時間あたり5回以上の呼吸イベント(無呼吸や低呼吸)があった場合となっています。

問題211
睡眠時無呼吸を増悪させる因子には,アルコール,喫煙,睡眠不足などがある。

答え:◯
これらの要因が単独または様々な割合で複合して睡眠時無呼吸症候群を悪化させる原因になります。

問題212
小児の睡眠呼吸障害では,睡眠中に苦しそうないびきをかく。

答え:◯
他の症状としては「アデノイド顔貌」「漏斗胸」「学習障害」「成長障害」「攻撃性」「多動」などがあります。

問題213
小児の睡眠呼吸障害では,睡眠中に多動や攻撃性などの行動異常がみられない。

答え:✕
上でもご説明した通り「多動」や「攻撃性」は小児の睡眠呼吸障害の代表的な症状になります。

問題214
高齢者の不眠症になる比率が高くなるのは,生体リズムの同調因子を得る機会が少なくなり,睡眠と覚醒のリズムが乱れやすくなるからである。

答え:◯
高齢者になると退職して社会活動が少なくなったり、身体能力が低下して外に出る機会が減り、同調因子を得る機会が少なくなります。

問題215
認知症をもつ高齢者では,不眠症以外にレム睡眠行動障害やむずむず脚症候群の頻度も増加する。

答え:◯
アルツハイマー型認知症では、睡眠時無呼吸症候群の合併が注目されています。

問題216
レム睡眠行動障害は,50歳以上の女性よりも男性で多くみられる。

答え:◯
各種の疫学調査から、有病率は0.5%と考えられています。

問題217
レム睡眠行動障害の薬物治療としては,クロナゼパムが第一選択であり,9割近くに奏効している。

答え:◯
クロナゼパムは半減期が長いため、ふらつきや眠気などの副作用に注意が必要です。

問題218
むずむず脚症候群は,特徴的な症状により問診のみで診断が可能である。

答え:◯
我が国における有病率は数%と推定されていて、若年者よりも高齢者で多く見られます。

問題219
むずむず脚症候群の症状は,安静により悪化し,運動により軽快する。

答え:◯
このため足を動かしたいという欲求が生じ、足をうごかしたりマッサージしたりして、なかなか入眠できない症状を言います。

問題220
睡眠薬の持ち越し効果とは,睡眠薬の効果が翌朝以降に残ってしまうことをいう。

答え:◯
これにより日中の眠気、ふらつき、体のだるさなどが生じます。これらは高齢者に起こりやすい副作用になります。

問題221
睡眠薬については,漫然と使用を続けない,連日使用しないように工夫する,適切な減量法を行うなどの配慮が必要である。

答え:◯
睡眠薬を長期間使用していると「耐性」を生じて、多くの用量を必要とする事になるので注意が必要ですね。

問題222
中間型あるいは長時間型の睡眠薬では,隔日法を用いて減量を図る。

答え:◯
超短時間型や短時間型の睡眠薬を減らすには「漸減法」が用いられます。

問題223
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は,ベンゾジアゼピン受容体のオメガ1型に選択的に作用する。

答え:◯
オメガ1型には催眠作用がオメガ2型には抗不安作用や筋弛緩作用が関連していると考えられています。

お疲れさまでした!これで睡眠検定1級の過去問題の181~223問は終わりです。

7ページに渡って、睡眠検定1級の過去問題をご紹介しました。合格するには80%以上の正解が必要なわけですが、基本を抑えておけば決して難しいものではありません。

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この過去問題があなたの為に役立ってくれることを願っています。MURAでした。

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